国家公務員の安定性は本当か?国家公務員の転職リスクを考える。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

タイトルを見て、どう思いましたか?
国家公務員(官僚)のリスクが高いというと、一般的には「そんなわけない!」と言われるでしょう。

国家公務員(官僚)は、犯罪でも犯さない限りクビにはならず、クビにならないという意味では安定はしていますが、見方によっては、官僚を続けることで確実にリスクが上がっていきます。そのリスクについて書いてみます。

スポンサーリンク


転職が難しくなる

官僚を続けることによって確実に市場価値は下がります。
例えば、40歳や50歳の官僚一筋で20年、30年やってきた人材を採用したいという一般の民間企業はあるでしょうか?

政府渉外担当や政府渉外のコンサルタントファームなどの特殊な役割を除けば、一般企業で求められる能力にミドル層の官僚の能力はマッチしません。

例えば、法令作成能力や文書審査能力が民間企業でどれくらい役に立つでしょうか?
法務担当で契約書のレビューをしたり、コンサルタントでレポートを書くのに多少役に立つでしょう。しかし、このような能力は若手で基礎さえ押さえてしまえば十分なものです。法令作成や文書審査を何十年も磨いたスキルが必要とされる民間企業はほとんどないのです

また、各省調整や業界との交渉などのスキルが民間企業でどれくらい役に立つでしょうか?
これも、民間企業で営業や渉外をするなら多少は役に立ちます。しかし、官僚が大好きな理屈ベースの交渉はたいして役に立ちませんし、また、法令作成能力や文書審査能力と同じで、交渉などの能力も若手で基礎を押さえてしまえば十分なスキルです。

以上、官僚のスキルの基礎は民間企業でも役に立ちますが、官僚スキルを極めたところで意味はなく、むしろ年齢の経過により、民間企業で求めるスキルとのアンマッチが生じやすくなってきます
また、採用する側の企業も、年齢が高い層を採用するなら、マネージャーなどの然るべきポジションに置かないと示しがつかず、民間スキルと官僚スキルとのアンマッチはどんどん大きくなっていくことになります。

企業側も、役に立つスキルが同じならば、人件費が低い若手の方を採用したいと思うのが普通ですし、何よりも年齢が上であるほど、新しい職場にフィットするのが難しくなります。これは、前職のスキルやカルチャーのうち不要な部分をアンラーニングして、新しいスキルやカルチャーを学ぶのは若手の方が当然やりやすいからです。

言い換えると、年齢があまり経過していない状態で、官僚スキルの基礎を押さえたくらいの年齢であれば、まだ市場価値が下がらないまま転職が可能と言えます
官僚になる人は学力も高く地頭がいい人も多いのは事実だと思うので、若手(〜30代前半くらい)までの転職であれば、地頭や官僚で学んだスキルの応用で異業種への転職を成功させることはできます

実際の転職術はこちら。 →官僚が使うべき転職サイト・エージェントの秘訣

しかし、官僚としての年齢を重ねれば重ねるにつれ、異業種で求められるスキルとの乖離が大きくなり、転職することが難しくなります。
一定の年齢を超えると、官僚の世界にしがみつくしかなくなり、たとえクビにならないとしても、本流から外れたままやり甲斐なく仕事を続けなければならないかもしれません。
クビにならないという意味ではリスクはありませんが、本流から外れてやりたい仕事もできないリスクもあります。また、年が経てば経つほど転職しづらくなるリスクはあります

つまり、官僚を続けることは、「人生の選択肢を減らすリスク」を抱えるということになります。

もちろんリスクを自覚した上で、日々の判断で「官僚を続ける」という選択をしているのであれば問題ないとは思いますが、自覚できている官僚はほとんどいないように思えます。

実際に官僚を辞めて転職するかどうかは別として、転職も「視野に入れる」こと自体は選択肢を多く検討することになるので、是非やるべきだと考えています。

検討した結果、官僚がよければ問題ないですし、もし転職のアクションを取ってみるなら、それもありだと思います。

実際の転職術はこちら。 →官僚が使うべき転職サイト・エージェントの秘訣

 

スポンサーリンク


SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください