「21世紀の歴史」を読んで、国家公務員として世界を俯瞰した政策が求められると感じる。

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読書メモ。今更ながら、ジャック・アタリ氏著「21世紀の歴史」。

個人的に次の中心都市になるのは、中国のどこかの気がしている。

グローバル化に失敗している東京は世界の中心都市になりえないだろう。

・今後50年、アメリカによる世界支配は2035年以前に終焉。次に超帝国、超紛争、超民主主義という三つの未来の波が押し寄せ、2060年頃に超民主主義(=自由)が勝利する。

・2035年までに、中国と中東を除く世界全体が市場民主主義に支配される。アメリカは市場のグルーバル化に打ち負かされ、アメリカに代わる帝国は登場しない。

・市場は民主主義に勝ち、国家が弱体化する。超ノマドが開かれた帝国(=超帝国)を管理する。

・地球レベルで市場と民主主義の間に新たなバランスを見いだす。超民主主義、世界的インテリジェンスが生まれる。

・市場の秩序は中心都市が拠点だった。

・次の中心都市になるのは、中心都市に攻撃をしかけた都市ではなく、これまでとは違った文化・成長原理を持った都市である。

・ブルージュ(資本主義の始まり:1200~1350)→ヴェネチア(アジアと通ずる:1350~1500)→アントワープ(印刷技術が世界を変革:1500~1560)→ジェノバ(投機:1560~1620)→アムステルダム(船が世界をつなぐ:1620~1788)→ロンドン(蒸気機関:1688~1890)→ボストン(内熱機関:1890~1929)→ニューヨーク(電気が世界に革命を:1929~1980)→ロスアンジェルス(オブジェ・ノマド:1980~?)

・アジアは再び中心都市に接近。

・中韓、インドネシアは、今後分裂・統合する恐れがある。

・今後、最も貧しい人々が市場経済に参入し、民主主義の領域が拡大する。

・将来有望な産業は保険業と娯楽産業。

・オブジェ・ノマドは2030年頃に超監視型社会を形成する。

・10番目の中心都市は国際貿易ネットワークを管理する巨大な港または空港を持つ広大な地域になるだろう。

・アメリカだとしたら、カリフォルニア方面になるだろう(ニューヨークは産業が弱すぎ、テキサスはインフラ整備が不足)。

・中心都市はロンドン~フランクフルト~ブリュッセル~リール~パリという連合都市もあり得るが、政治的・産業的・軍事的な連携が必要。

・ストックホルム、ヘルシンキ、オスロは中立な立場でいたいことから、中心都市の役割を拒否する。

・東京は個人の自由が哲学的理想ではなく、外国から人を集めることもできない、中韓と和解できなければ周辺の政治的保護を担うことはできない、地球規模の軍事的役割を担うことはできない。

・上海・ムンバイは、他の都市からの反乱に対処しなければならない。

・オーストラリアは人口が少なすぎ、地理的に他の地域から遠い。

・イスラム圏には個人の自由が必要。

・ロサンゼルスを引き継ぐ中心都市は当面現れないだろう。

・超帝国により、植民地化による人工的な国家は分裂する可能性がある。

・市場はアメリカに勝利し、民主主義にも勝利する。公共サービスの分野に収益源を見いだす。

・2050年頃に国家に解体が始まる。

・海賊企業と調和重視企業(国家ができなくなった役割を代理)し、超民主主義を生み出す。

・地域勢力同士の戦い・更なる軍拡が起こる。

・21世紀の歴史を考えると、必要な改革は6つの方向性がある。①未来のテクノロジーを推進する、②公正な社会を構築する、③市場機能の効率を強化する、④クリエーター階級を生み出す、国外から招聘する、⑤影響力および統治の手段を強化する、⑥超民主主義の誕生を促す。

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